第3話:月末にやってくる悪魔〜住宅ローン破綻のリアル〜

さくら(若手社員):「先輩〜!住宅ローンって、ちゃんと返せば怖くないんですよね?」

私(中年の不動産経験者):「“ちゃんと返せば”な。でも現実は…人生ってそんなに順調じゃないんだよ…(遠い目)」

さくら:「えっ、何かあったんですか…?」

:「あったよ。35年ローン組んだサラリーマンが、転職して年収ダウン、妻が体調崩して退職、そこからが地獄だった…」

さくら:「現代のホラーですね、それ…」


解説コーナー🎓

:「住宅ローンは**“債務”。払えなくなったら銀行は“担保権実行”=競売**を仕掛けてくる。家が取られて、それでも残債があれば払い続けなきゃいけない。」

さくら:「家なくなっても、借金残るって…心も家も空っぽになるじゃないですか…」

:「しかもブラックリスト入りして5〜7年ローンもクレジットも組めなくなる。車すら現金買い。」


実例紹介📚

【判例】東京地裁令和元年:「住宅ローンの延滞が続き、任意売却が成立せず、最終的に競売となった。借主の”生活苦”はあれど、支払い義務は免除されない」と判断。

→ つまり「生活が大変」ではローン返済は免除されない!


人生の教訓💡

:「ローンを組むときは、“今の収入”じゃなくて、“もしもの収入”で試算すべし。」

さくら:「あと“奥さんがフルタイムで働き続ける前提”とか、地雷ですね!」

:「そうそう!固定金利 vs 変動金利の話もちゃんと理解してから借りること。“夢のマイホーム”が“夜逃げのトリガー”になることもある。」

さくら:「こわ…でも大事な話ですね!」

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