💼 私とさくらの楽しい会話|キャッシュフローは黒字、でも帳簿は赤字?

さくら:この前、「帳簿は赤字なのに会社にお金が残ってる」って話聞いたんだけど…意味わかんない!
:それはな、**“キャッシュフロー経営”の極意”**だな。
さくら:どゆこと!?赤字なのに余裕あるの!?
:うむ、答えはズバリ「キャッシュアウトせずに経費を立てる」ことができるからだ。


🔍 キャッシュアウトせずに経費計上できるものとは?

✅ 減価償却

→ 建物・設備などを分割して経費計上。現金の支出はすでに終わってる。

✅ 引当金(修繕費・退職金など)

→ 実際にはまだ支出していないが、将来必要な費用を前倒しで計上可能。

✅ 支払い利息やローン返済の「元利分離」

→ 元金は経費にならず、利息部分だけが経費 → 返済しても利益に関係なし


💡 キャッシュ黒字・帳簿赤字が意味すること

  • ✅ 実際の手残り(キャッシュ)はプラス

  • ✅ でも会計上の利益はマイナス → 税金はゼロ、もしくは最小限に!

  • ✅ 結果:税金を繰り延べしつつ、内部留保で戦力を蓄える

さくら:なるほど〜、だから“会計上の赤字”ってむしろ強いって言われるのね。
:そう、特に法人は「節税と資金繰りのバランス」が超重要。


🔁 売却時期の調整で“税金発生”をコントロール

:例えば、減価償却を何年か繰り返して帳簿上は赤字が続いたとする。
でも、物件を売却したら“償却分を回収されて”一気に黒字(=課税)になる。

さくら:え、税金後からドーンなの!?
:そう。でもそれを見越して、売却時期を年度末ギリギリにずらす、他の経費を集中させる、など戦略は練れる


🧠 法人経営におけるポイントは…

  • ✅ 利益は“出さずに残す”設計

  • ✅ 減価償却・引当金・修繕・一括経費などを組み合わせて節税

  • ✅ 税金のタイミングを“選べる状態”にするのが最強


✅ まとめ|黒字でも赤字に見せてキャッシュを守る戦略

  • ✅ 減価償却など「キャッシュアウトしない経費」が最大の武器

  • ✅ 税金の支払いを“先送り”して、手元キャッシュを最大化

  • ✅ 売却タイミング・年度調整・法人利益の最適化で経営を安定

  • ✅ 帳簿と現金の動きを“別モノ”として管理する視点が必要!

さくら:リアルに経営って“税金の先送りゲーム”なんだね…
:うむ。“利益は見せず、キャッシュは守る”が法人戦略の鉄則だ。

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