ヒューリック、不動産企業レーサムを子会社化!M&Aの背景とは?

私(低く渋い声):「なあ、さくら。ヒューリックがレーサムを買収することになったらしいぞ。買収総額は約1735億円だ。」

さくら(ちょっととぼけた感じ):「えー?めっちゃ大金じゃん!なんでそんなにお金かけて買収するの?」

私:「ヒューリックはTOB(株式公開買い付け)でレーサムの約36%の株を取得して、その後、香港の投資ファンド『オアシス・マネジメント』から約64%の株を買い取っ
て完全子会社化するんだ。」

さくら:「へぇ~。でも、なんでレーサムを狙ったの?」

私:「レーサムは、不動産の価値を最大化するノウハウに長けている会社だからな。
物件の改修や用途変更、テナント誘致など幅広い事業を展開していて、ヒューリックとは事業領域がかぶらない。
だから買収のデメリットが少なく、相乗効果が期 待できるってわけだ。」

さくら:「なるほどね~。で、そのレーサムってどんな会社なの?」

私:「1992年創業で、不動産の活用・管理・資産価値向上を手がけている企業だ。
2025年3月期の売上予測は1150億円で前年比+22%、営業利益は230億円と4期連続の増益だ。」

さくら:「すごいじゃん!でも、なんで売ることになったの?」

私:「レーサムの創業者・田中剛氏が健康問題で2021年に取締役を退任して、その後、自分の資産管理会社『Power One』が株を売る方向で動いていたんだ。
それを2022年にオアシスが買収したんだけど、2024年2月下旬にヒューリックがオアシスに打診して、今回のM&Aが決まったってわけだ。」

さくら:「へぇ~。ヒューリックの狙いは?」

私:「ヒューリックは東京都心で約250件の賃貸物件を持ってて、M&Aを積極的に活用してきた企業だ。今回の買収で、不動産の仕入れ・販売・運用の強化を図って、さら
なる事業拡大を目指してる。」

さくら:「ってことは、不動産業界での動きもこれから注目ってことね!」

私:「その通り。今後の市場の動向をしっかり見ておいたほうがいいな。」

さくら:「よーし!じゃあ不動産の勉強でもするか!」

私:「お前、続くのか?」

さくら:「えー、多分…?」

こんな感じで、ヒューリックによるレーサムの買収が進み、今後の不動産市場の動きが注目されているってわけだな。

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