さくら(若手社員):「先輩〜。相続した土地を兄弟3人で共有名義にしたら、”全員の許可がないと売れない”って言われて、全然話が進まないらしいです…」
私(中年の不動産経験者):「はい、出ました〜“相続あるある地獄”!共有名義は、平等に見えて超絶めんどいんだよねぇ…」
さくら:「でも、きょうだい仲良しなら問題ないんじゃ?」
私:「その“仲良し”が5年後も10年後も続くと思ったら大間違い。人の心は土地より流動的!」
解説コーナー🎓
私:「共有名義ってことは、持ち主が複数人ってこと。
売る・貸す・建てる・壊す、全部**“全員の合意”がないとダメ**。ひとりでも『反対!』って言えば、全部止まる。」
さくら:「え、でも兄弟だから話せば分かるでしょ?」
私:「それがね、最初は”協力しよう”って言ってても、
『あのときアイツだけ親に可愛がられてた』とか
『オレの方が介護したのに!』とか
20年前の恨みが突然、土地の上に浮上するんよ。」
実例紹介📚
【判例】名古屋高裁平成26年:「共有者の一人が他の同意なく建物を建てたため、建築物の撤去命令。共有は信頼関係に基づくものだが、独断行為はトラブルの元」
→ つまり、ひとりで勝手に動くと“法律で撤去”されることもある!
人生の教訓💡
私:「相続で共有にするのは、問題の先送り。
“みんなのもの”は、実は“誰のものでもない”ってことが多い。」
さくら:「あっ…なんか元カレのアパートの郵便受け思い出しました…」
私:「えっ、それは後で聞こうか(笑)。とにかく、相続のときは共有にせず、分筆して単独名義にしておくのがトラブル防止のカギ!」