さくら:この物件、安いし利回りもいいんだけど…なんかイヤな予感がする。
私:その「違和感」こそ大事だぞ。安いには安い“理由”がある。
さくら:たとえばどんな理由?
私:いいか、「変えられる欠点」は直せばいい。でも「変えられない欠点」は絶対に買っちゃダメ。
❌ 絶対に避けるべき“変えられない欠点”とは?
① 再建築不可・接道なし
私:道路に2m以上接してない土地は「再建築不可」。つまり、建物を壊したらもう二度と建てられない。
さくら:えぇ…資産価値ゼロになっちゃうじゃん。
私:そう、それが怖い。リフォームで誤魔化せても出口がない。
② 崖地・擁壁の法規制対象
私:傾斜地にある物件や、古い擁壁の上に建つ建物は要注意。
さくら:なんで?景色いいじゃん。
私:崩落リスクや「宅地造成等規制法」で建て替え不可・補強義務が出るケースも。工事費数百万円かかることもある。
③ 周辺環境が悪すぎる
私:例えば「嫌悪施設(工場・墓地・ごみ処理場・暴力団事務所)」の近く。
さくら:買った後に気づいたら地獄だね…。
私:誰も住みたがらない→家賃下げざるをえない→売るに売れない…の三重苦になる。
④ 地盤が軟弱/液状化リスクエリア
私:地盤サポートマップ見てみろ。
地盤が悪いと「傾き・沈下・ひび割れ」+保険料UP、売却時の減点対象にもなるぞ。
さくら:それ、将来的に致命傷じゃん…。
⑤ 極端に変形した土地・間口が狭すぎる
私:旗竿地、三角地、超狭小地とかね。
さくら:建物建てづらいし、駐車もムズい…。
私:そう、使い勝手が悪すぎて賃貸も売却も苦戦する。しかも価格交渉で足元見られやすい。
⚠️ 絶対に勝ってはいけない物件まとめ(箇条書き)
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✅ 接道なし・再建築不可の土地
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✅ 崖地や古い擁壁のある法規制対象地
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✅ 嫌悪施設の近隣(騒音・臭い・治安)
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✅ 液状化・軟弱地盤エリア
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✅ 極端に変形した土地 or 狭すぎる間口の敷地
さくら:うわぁ…こういうの、安くても絶対に避けるべきだね。
私:そう。安物買いの銭失いどころか、未来を売ることになる。
さくら:でも逆に、これを避けて探せば“当たり”に出会えそう!